限界集落


田舎をなめた結果が夕食に直結してメインのない何を食べたかわからない雑な酒の場になりました。トナリのシンジ君の話では30キロも行かないとスーパーがないと言うのです。シンジ君を含めた7人でバカ話をしながら夜が更けてシンジ君に買って来たビールに手をつけたところでお開きとなりました。寒かろうと電気毛布を持参したのですがそれでも明け方は冷えました。
朝食後はあとかた付けと帰り支度は面倒見の良い働き者たちに任せて散歩に出ました。あの昔、東京オリンピックのあった年まで数万回行き来した道をゆっくり下りながら竹田君に懐かしい山や川をDVDに収めてくれるようにお願いしました。生活に必要とされなくなった川は淀みは消え泳いだ淵も姿を隠しています。荒れきった川は流れを急にして静か過ぎる集落に大きすぎる音を立てて流れていて子供の頃釣り糸を垂らしたり花火で遊んだ橋は板からコンクリートに変わり、らんかんはガードレールに変わってる。見渡す水田はきれいに整地された田んぼになっていていろんな家族が小さく区切られた田の中で泥だらけになって働いていた思い出の風景が霞んでいきました。畦道が消えて一面黄金色の上を少なくなったアキアカネが飛び交う向こうに昔と変わらない場所に変わらない形で立っているのはいたずらに登った火の見櫓だ。半鐘の有る無しまでは見えないが使われる事が無くなってそのまま放置され忘れ去られているのに意地で立ち続けているように見えました。
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